徐 浩然 展 − 重彩画 −

7月28日(月) - 8月2日(土)
10:00-18:00 (最終日17:00まで)

『重彩画』とは?ー水墨画の姉妹として色彩を主軸とする中国画である。
宋元時代以来、文人画を代表とする紙本・絹本の水墨画が巻物形式で発展し、中国絵画の主流を占めるようになった。1900年、敦煌莫高窟壁画の再発見を契機として、重彩画は再び中国画家の注目を集めることとなった。現代においては、一部の中国画家による『工筆重彩画(こうひつじゅうさいが)』という表現形式が注目されている。
『工筆重彩画』は、新興でありながらも古来からの絵画形式として、材料学体系の未整備により表現にある程度の制約が生じている。
中国画と日本画は歴史的淵源を有するため、日中国交正常化以降、数多くの先達が日本に留学し、日本画の材料技法を学んだ結果、日本画の表現形式と同化する者が後を絶たない。
しかしながら、私の独自の絵画理解と表現は、ひとかたならぬ新鮮さを感じていただけるかもしれない。





『島遊記』 2024年 1620×1303o


『そば屋での食事会』 2025年 910×910o

徐 浩然 ジョ コウゼン プロファイル
1996 中国江蘇省大豊市(現塩城市大豊区)生まれ
2019 西安美術学院(中国)絵画専攻卒業
2023 筑波大学大学院博士前期課程日本画領域修了
    同年東北芸術工科大学大学院博士後期課程芸術工学専攻入学
2023 「筑波大学大学院修了制作展2023」 茨城県つくば美術館 茨城
2024 「青春盛絵−江蘇省青年美術家協会2024年度大展」 高郵市博物館 中国江蘇
   「第42回上野の森美術館大賞展」 上野の森美術館 東京
    「第9回トリエンナーレ豊橋」・審査員推賞 豊橋市美術館 愛知
2025 「星野真吾賞受賞作品 東京展」 UNPEL GALLERY 東京
   「第43回上野の森美術館大賞展」 上野の森美術館 東京
   「第51回東京春季創画展」 О美術館 東京