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ルネ・マグリット
René Magritte(1898-1967, Belgium)


Biography
Untitled La Sourire du Diable Les Deux Mystéres
Untitled La Sourire du Diable Les Deux Mystéres
     
     
     
     
     
     
     
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The Temptation of St. Anthony

横たわる踊り子/Danseuse étendue, from Dix Danseuses
リトグラフ、1926-27年、イメージ・サイズ253×420mm、Ref: Duthuit 488、アルシュ紙に限定150部、シーヌ紙に5部、和紙に15部、H.C.が8部。1927年にGalerie d'Art Contemporainより出版。
1920年2月2日にパリのオペラ座で初演をむかえたイーゴリ・ストランヴィンスキーの自作オペラ「ナイチンゲールの歌」。バレエ・リュスの主宰者セルゲイ・ディアギレフによるこの公演の美術と緞帳をマチスが務めたことでこの版画集は生まれた。

The Temptation of St. Anthony

Henri Matisse gravant
ドライポイント、1900-03年、イメージ・サイズ150×199mm、紙サイズ180×275mm、Ref: Duthuit 1-D、限定30部、4/4ステート、Van Gelder紙、インクで署名・番号ありr。
マチスの最初期の自画像でレゾネの1番最初に掲載されている作品である。ファースト・ステートの左上には向きを変えて小さな自画像が2つ、周りにはバーのめくれを試した線が複数刻まれている。そこから体の周りにハッチングをほどこし、より顔の表情を描き込みファイナル・ステートへと彫り進めている。



                 The Temptation of St. Anthony

「狼」(「ジャズ」プレート6番)/Le loup(from Jazz, plate 6)
ポショワール、1947年、紙サイズ425×650mm、限定250部(H.C. I-XX)、Ref: Duthuit 22。テリアード出版。挿画20点入り、テキストのある限定270部のポートフォリオからの1点。同年に出された版画だけからなるアルバム100部限定で中折れのないものもある。
1941年健康を害したマチスは、従来のペインティングをつづけることがむつかしく、鋏を使って紙を切り貼りするカット・アウトとコラージュを始め、自由奔放な独特の形と色彩の世界を築いた。「ジャズ」はその手法による原画から、ポショワール(ステンシル)で制作されたシリーズ。「ジャズ、そのいきいきとした、そして暴力的なトーンをもったこれらのイメージは、サーカスや昔話や旅の記憶の結晶から派生する。」とマチスは書いている。それ故か、各々のタイトルと形は見る者の想像力を刺激する。



The Temptation of St. Anthony

横たわる裸婦/Nu allongé
エッチング、1929年作、1983年出版、イメージ・サイズ100×245mm、紙サイズ250×313mm、限定117部、雁皮紙刷り、Duthuit 125、刷りはl’atelier Georges Leblanc(Paris)、画面右下にスタンプでHMのイニシャル・サインあり。刷版後、版はレイエ(線刻)された。
この作品は1929年に制作されたが、エディションは作られず、2部試刷りされたのみ。そして1983年11月、マチスの歿後30年を経て版画のカタログ・レゾネ2巻(5000部)が完成した折に、非売分117部に当作品がつけられ、マチスの遺族と親しい友人17人に(1-17)および関係者には7部(I-VII)贈呈された。マチスは小さな銅版画をたくさん制作したが、とりわけ1929年は多い。

The Temptation of St. Anthony

横たわるオダリスク/Odalisque couchée
エッチング、1923年、イメージ・サイズ200×299mm、紙サイズ453×570mm、Ref: Duthuit 86、Vollard 80、Keller 86、MOMA (N.Y.) 80、アルシュ紙、画面右下に版上彫りこみ署名あり(限定約150部)。
画商・出版元であったアンブロワーズ・ヴォラールの依頼により制作された作品。しかし刷られたものの、ヴォラールの出版計画ではよくあったことだが、実際には出版されることなく保存されたままになってしまった。そのため、6点の試刷りを除いて署名も番号も入れたものはない。銅版画としては他作品と較べてサイズも大きく、フォルムも線ものびのびとしている気持ちのよい作品。

The Temptation of St. Anthony

星の背景の聖母子/Vierge et Enfant sur fond étoilé
リトグラフ、1950年頃、イメージ・サイズ308×245mm、紙サイズ505×380mm、Duthuit 647、クリーム・ウーヴ紙に雁皮紙貼り、限定100部(他にA.P.8部、T.P.2部あり)、鉛筆で署名・番号あり。
1941年、腸閉塞を患ったマチスは南仏ヴァンスの別荘で療養生活を送っていたが、その折にドミニコ会の尼僧がマチスの看護にあたってくれ、それが縁となり、ヴァンスの礼拝堂の建物と内部、ステンドグラス、司祭の礼服に至るまで、マチスはデザインの無料奉仕を申し出たという。1948年にとりかかったヴァンスの礼拝堂のために、1950年から1951年にかけて「聖母」の顔、「聖母子」、「聖ドミニク」などのエチュードがリトグラフで集中的に制作された。礼拝堂は1951年に完成。この作品はその内の「聖母子」の1点。